【工事完了報告】木島平村中村地内(飯山野沢温泉線)無散水消雪施設をリニューアル、冬の安全を支える道路へ!無散水消雪施設の配管交換工事が完了しました。
この度、令和7年4月10日より実施してまいりました「令和6年度 防災・安全交付金雪寒(重点)工事」が無事完了しましたことをご報告いたします。
【工事概要】
名 令和6年度 防災・安全交付金雪寒(重点)工事
工事場所 木島平村 中村(飯山野沢温泉線)
工事内容 無散水消雪施設の配管交換工事(施工延長L=46.9m、施工面積A=364㎡)
施工期間 令和7年4月10日〜令和7年8月10日
工事の目的:安全で快適な冬の道路へ
今回の工事は、既設の無散水消雪施設における配管の老朽化に伴う交換を主に行いました。
無散水道路とは、コンクリート舗装の内部(道路面から下に約7cmの位置)に設置された鉄管に井戸水を循環させ、路面を温めて積雪や凍結を防止するシステムです。この配管を新しくすることで、冬期間の道路の安全性が高まり、特に地域住民の皆様の安全な生活とスムーズな交通の確保に貢献します。
■ 厳しい施工条件を乗り越えて
本工事は、配管が埋設されている既設のコンクリート舗装を解体・撤去し、新しい放熱管を設置してから再度コンクリートを打設するという、一連の作業を緻密に行いました。
特に、以下の点で住民の皆様の安全確保と作業環境の整備に細心の注意を払いながら施工を進めました。

安全確保を最優先とした交通対策:
現場周辺は、学校が近く、通学路としても利用される区間です。また、交通量の多い道路でコンビニエンスストアも隣接しています。この特殊な環境を鑑み、登下校の時間帯や交通ピーク時には特に注意を払い、専門の誘導員を増員配置するなど、地域の皆様、特に児童・生徒の安全と歩行者の安全を最優先とした対策を徹底しました。

夏の厳しい暑さへの対応:
施工時期が6月から8月という真夏の時期に重なり、連日の猛暑の中での作業となりました。作業員への熱中症対策として、こまめな休憩や水分・塩分補給はもちろん、冷房設備のある休憩所の確保などを徹底し、安全に工事を完了することができました。
■ ご協力いただいた皆様へ
長期にわたる工事期間中、交通規制や騒音などで、近隣にお住まいの皆様、特に学校関係者様、保護者の皆様、道路をご利用の皆様には多大なご理解とご協力を賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。

また、厳しい環境下で高品質な作業を遂行してくれた協力会社の皆様にも心より感謝申し上げます。
この新しい無散水消雪施設が、今後の冬期の地域の交通安全と安心を支えることを願っております。